• "県立病院課長"(/)
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  1. 鹿児島県議会 2022-03-07
    2022-03-07 令和4年環境厚生委員会 本文


    取得元: 鹿児島県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-18
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 七、審査経過        ………………………………         午前九時五十九分開会        ……………………………… ◯郷原委員長 定足数に達しておりますので、ただいまから環境厚生委員会を開会いたします。  当委員会に付託されました案件は、議案第一号令和三年度鹿児島県一般会計補正予算(第十二号)のうち、くらし保健福祉部及び環境林務部関係など議案四件及び専決処分報告一件であります。  ここで、審査日程等協議のため、暫時休憩いたします。         午前十時  休憩      ────────────────         午前十時一分再開 2 ◯郷原委員長 再開いたします。  審査日程につきましては、お手元に配付しております審査日程案のとおり進めてまいりたいと思いますが、御異議ありませんか。    [「異議なし」という者あり] 3 ◯郷原委員長 御異議ありませんので、そのように進めることに決定いたしました。  それでは、ただいまから、くらし保健福祉部及び県立病院局の審査を行います。  議案第一号令和三年度鹿児島県一般会計補正予算(第十二号)のうち、くらし保健福祉部など議案四件及び専決処分報告一件を一括議題といたします。  初めに、くらし保健福祉部長の総括説明を求めます。 4 ◯谷口くらし保健福祉部長 くらし保健福祉部から提出しております議案等の概要につきまして、主な内容を御説明いたします。  お手元の資料一、令和四年第一回県議会定例会提出議案等の概要(補正関係)の一ページをお開きください。  初めに、一の令和三年度補正予算専決処分(二月四日付)でございます。
     一般会計の補正予算額は、補正額の計の欄にありますとおり、四億四千五百万円余りの増額補正であり、補正後の予算額は二千百六十億三千万円余りとなっております。  内容について御説明いたします。  一つ目の新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業につきましては、二月末までの対象者のうち希望される方の追加接種を加速化するため、大規模接種会場を設置し、市町村のワクチン接種を支援するものであります。  二つ目の新型コロナウイルス感染防止対策調査事業につきましては、飲食の場における感染拡大を防止するため、営業時間の短縮要請対象である飲食店における営業時間等の実態を現地調査するものであります。  二ページをお開きください。  次に、二の令和三年度三月補正予算(案)でございます。  一般会計の補正予算額は、補正額の計の欄にありますとおり百三億五千七百万円余りの増額補正であり、補正後の予算額は二千二百六十三億八千七百万円余りとなっております。  特別会計につきましては、母子父子寡婦福祉資金貸付事業について八百万円余りの減額補正を、国民健康保険事業について九十二億六千百万円余りの増額補正を行うこととしております。  次に、三の予算議案(補正)について主なものを御説明いたします。  (一)新型コロナウイルス感染症に係る対策の一番上、新型コロナウイルス感染症対応医療従事者支援事業につきましては、新型コロナウイルス感染症に係る医療提供体制を確保するため、新型コロナウイルス感染症患者等の診療等に携わる医療従事者に危険手当を支給する医療機関に対し、その支給に係る経費を助成するものであります。  三ページを御覧ください。  一番上の新型コロナウイルス感染症重点医療機関等体制整備事業につきましては、新型コロナウイルス感染症患者専用の病棟等を設定する重点医療機関及び新型コロナウイルス感染症疑い患者受入協力医療機関に対しまして、空床確保に要する費用を支援するものであります。  四ページをお開きください。  (二)国の補正予算関連事業新型コロナウイルス対策以外)は、障害福祉施設整備事業など五事業であります。  次に、(三)その他の事業は、国の補正予算関連事業以外の補正予算のうち一億円以上減額する事業のみ記載しております。  事業費の実績見込み減等に伴い補正を行うものであり、これは、六ページまでございます。  六ページをお開きください。  次に、(四)繰越明許費につきましては、計画調整等に不測の日数を要したことなどに伴い、年度内の完成が困難になったこと等により、翌年度に繰り越しして実施することとしております。  これは、八ページまでございます。  なお、資料にはございませんが、まん延防止等重点措置の適用が三月六日まで延長されたことに伴い、飲食店に対する営業時間短縮の要請の期間を延長しましたことから、営業時間の短縮要請対象である飲食店における営業時間等の実態の現地調査に要する経費について三月八日に追加提案させていただきたいと考えております。  以上で、くらし保健福祉部関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 5 ◯郷原委員長 次に、県立病院局長の総括説明を求めます。 6 ◯中野県立病院局長 続きまして、県立病院局関係につきまして、資料二に基づき御説明いたします。  資料の一ページをお開きください。  一の令和三年度三月補正予算(案)についてでございます。  病院の経営活動に係る収益的収支につきましては、収益が十九億五百万円余りの増額、費用が十七万円余りの減額をお願いし、また、医療機器などの設備投資に係る資本的収支につきましては、収入が四千六百万円余りの増額、支出が六百万円余りの増額をお願いすることとしております。  以上で、県立病院局関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 7 ◯郷原委員長 続いて、関係課長の説明を求めます。  初めに、保健医療福祉課長の説明を求めます。 8 ◯松藤保健医療福祉課長 保健医療福祉課の補正予算につきまして御説明申し上げます。  くらし保健福祉部から提出しております黄色い表紙の補正予算等説明書により、主な事業について御説明を申し上げます。  以下、各課ともこの説明書により御説明を申し上げます。  それでは、二十六ページをお開きください。  まず、社会福祉総務費でございますが、職員給与関係費につきましては、保健医療福祉課職員のうち十名分の給与等の執行見込みによる補正でございます。  なお、職員給与関係費の補正理由は各課とも同様でございますので、以下説明を省略させていただきます。  二段下の社会福祉諸費でございますが、一の社会福祉管理費につきましては、民生費の過年度支出に係る国庫支出金の精算確定等に伴う補正でございます。  二十七ページをお開きください。  上から四段目の医薬総務費でございますが、医薬管理費の庶務管理事業につきましては、衛生費の過年度支出に係る国庫支出金の精算確定に伴う補正でございます。  二十八ページを御覧ください。  医務費でございますが、医務管理費の三の地域医療介護総合確保基金造成事業につきましては、国庫負担金の確定等に伴う補正でございます。  四の地域医療介護総合確保事業につきましては、医療機関の病床削減や再編統合への取組に対する支援に要する経費等の補正でございます。  五の医療勤務環境改善支援事業につきましては、事業費の実績見込み減に伴う補正でございます。  二十九ページをお開きください。  二段目でございます。離島へき地医療対策費離島へき地医療確保対策事業につきましては、国庫補助金の基準増額等に伴う補正でございます。  次の救急医療対策費救急医療確保対策事業、それから、その次の原子力災害医療対策費原子力災害医療対策事業につきましては、いずれも事業費の実績見込減に伴う補正でございます。  三十ページを御覧ください。  災害時医療支援費の災害時医療確保対策事業、それから、その次の災害時緊急医薬品等確保費の災害時緊急医薬品等確保事業につきましては、いずれも事業費の実績見込み減に伴う補正でございます。  それから、三十一ページのほうをお開きください。  繰越明許費でございます。地域医療介護総合確保事業につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により、施設整備に係る執行期間不足による繰越しでございます。  その次の医療施設防災対策事業につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により、機器の調達に不測の日数を要したことによる繰越しでございます。  以上で、保健医療福祉課関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 9 ◯郷原委員長 次に、医師・看護人材課長の説明を求めます。 10 ◯下野医師・看護人材課長 医師・看護人材課関係の補正予算の主なものにつきまして御説明を申し上げます。  三十二ページをお開きください。  まず、医薬総務費の技術職員確保対策費でございますが、三の看護職員確保対策事業につきましては、事業費の実績見込み減に伴う補正でございます。  三十三ページをお開きください。  四の地域医療対策基金造成事業につきましては、医師修学資金貸与者からの返還金の増等に伴う補正でございます。  次に、医務費の医務管理費でございますが、地域医療支援事業につきましては、鹿児島大学病院に設置している地域医療支援センターの運営費の実績見込み減に伴う補正でございます。  三十四ページを御覧ください。  保健師等指導管理費看護師等確保対策費でございますが、一の看護師等養成所運営事業につきましては、事業費の実績見込み減に伴う補正でございます。  三十五ページをお開きください。  繰越明許費でございますが、新型コロナウイルス感染症対応医療従事者支援事業につきましては、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用して年度の切れ目なく事業を実施することによる繰越しでございます。  以上で、医師・看護人材課関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 11 ◯郷原委員長 次に、国民健康保険課長の説明を求めます。 12 ◯鮫島国民健康保険課長 国民健康保険課の補正予算の主なものにつきまして御説明申し上げます。  三十六ページを御覧ください。  三段目の国民健康保険指導費でございますが、二、国民健康保険基盤安定促進事業につきましては、事業費の実績見込み増に伴う補正でございます。  三、国保特別会計繰出事業につきましては、事業費の実績見込み増に伴う補正でございます。  三十七ページをお開きください。  予防費でございますが、老人保健対策費につきましては、後期高齢者医療対策事業の事業費の実績見込み減に伴う補正でございます。  三十八ページを御覧ください。ここからは、国民健康保険事業特別会計でございます。一、歳入でございますが、一段目の療養給付費等負担金から中ほどの前期高齢者交付金につきましては、国や社会保険診療報酬支払基金からの交付金等で、それぞれ実績見込み等の増減に伴う補正でございます。  三十九ページをお開きください。  二、歳出でございますが、三段目の普通交付金及び五段目の特別交付金につきましては、国保保険給付費等交付金交付事業の事業費の実績見込みの増減に伴う補正でございます。  四十ページを御覧ください。  中ほどの国民健康保険財政安定化基金積立金につきましては、積立金の増額等に伴う補正でございます。  下から二段目の療養給付費等負担金償還金から次のページの一番下の保険者努力支援交付金償還金につきましては、過年度分の精算確定に伴う国庫等償還金に係る補正でございます。  以上で、国民健康保険課関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 13 ◯郷原委員長 次に、社会福祉課長の説明を求めます。 14 ◯黒崎社会福祉課長 社会福祉課関係の補正予算の主なものにつきまして御説明申し上げます。  四十二ページを御覧ください。  まず、社会福祉振興費のうち、二の福祉人材センター運営事業につきましては、各種補助金の実績見込み減に伴う補正でございます。  四十三ページをお開きください。  生活福祉資金貸付補助事業費生活福祉資金貸付補助事業につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により収入減少があった世帯の資金需要に対応するため、生活福祉資金貸付制度緊急小口資金等の特例貸付けに係る原資及び債権管理事務に要する経費の補正でございます。  四十四ページを御覧ください。  扶助費の一の生活保護費は、医療扶助費等が当初見込みを下回ったことに伴う補正でございます。  以上で、社会福祉課関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 15 ◯郷原委員長 次に、健康増進課長の説明を求めます。 16 ◯亀之園健康増進課長 健康増進課関係の三月補正の主なものについて御説明申し上げます。  四十六ページをお開きください。  公衆衛生総務費の三段目、健康づくり推進費につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響による事業縮小及び中止に伴う減額補正でございます。  四十七ページをお開きください。  予防費の感染症予防費の二、感染症医療対策事業につきましては、新型コロナウイルス感染症患者の入院医療費の公費負担の実績見込み増に伴う補正でございます。  四十八ページをお開きください。  七の新型コロナウイルス感染防止対策調査事業につきましては、令和四年度においても飲食店の第三者認証制度を継続することとし、切れ目なく制度運用するための必要な予算の計上に伴う補正でございます。  四十九ページをお開きください。  難病対策費につきましては、指定難病医療費助成実績見込み減に伴う補正でございます。  五十ページをお開きください。  医務費の原爆被爆者健康管理費につきましては、原爆被爆者医療特別手当等実績見込み減に伴う補正でございます。  三段目の医療提供体制確保対策費の一、新型コロナウイルス感染症の軽症者等のための宿泊施設確保事業につきましては、コロナ軽症者または無症状者が宿泊して療養する施設の確保に係る経費の実績見込み減に伴う補正でございます。  五十一ページをお開きください。
     五の新型コロナウイルス感染症重点医療機関等設備整備事業につきましては、重点医療機関等の設備整備に対する補助金の実績見込み増に伴う補正でございます。  五十二ページをお開きください。  議案第一号の繰越明許費でございます。一段目の健康増進センター管理運営事業につきましては、設計に不測の日数を要したことによる繰越しでございます。  三段目の新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業につきましては、新型コロナウイルス感染拡大を受けて二月専決処分においてワクチンの追加接種を行う第三次大規模接種事業の予算を増額しており、執行期間が不足することによる繰越しでございます。  五段目の新型コロナウイルス感染防止対策PCR等検査無料化事業につきましては、計画調整等に不測の日数を要したことによる繰越しでございます。  以上で、健康増進課関係の説明を終わります。よろしくお願いします。 17 ◯郷原委員長 次に、障害福祉課長の説明を求めます。 18 ◯玉利障害福祉課長 それでは、障害福祉課関係の補正予算の主なものにつきまして御説明申し上げます。  資料の五十四ページをお開きください。  まず、身体障害者福祉費身体障害者更生援護費でございます。一番下の五番、全国障害者スポーツ大会事業は、令和三年十月に予定しておりました全国大会が中止されたことに伴います補正でございます。  続きまして、五十六ページをお願いいたします。  中ほどの社会福祉施設費でございますが、一の障害福祉施設整備事業は、国の補正予算に伴います施設整備に係る費用の一部助成に要する経費等の増と、当初予定しておりました施設整備のうち一部国庫補助が減額内示されたことに伴う補正でございます。  続きまして、障害者自立支援費でございますが、五十七ページをお願いいたします。  二の障害者訓練等給付事業は、就労継続支援等の給付費の実績見込み増及び財源更正に伴う補正でございます。  続きまして、五十八ページを御覧ください。  一番下の十四、障害者施設等への感染防止対策支援事業は、障害福祉サービス施設・事業所等が必要な障害福祉サービス等を継続して提供できるよう、感染防止対策として衛生用品等の購入に要する経費の補正でございます。  続きまして、五十九ページをお願いいたします。  精神保健福祉費の精神保健費でございますが、一の精神障害者措置入院事業は、事業費の実績見込み増に伴う補正でございます。  六十ページを御覧ください。  児童福祉総務費の心身障害児(者)福祉費でございますが、一の障害児通所給付事業は、事業費の実績見込み増及び財源更正に伴う補正でございます。  続きまして、六十一ページをお開きください。  議案第一号の繰越明許費のうち一番下の障害者施設等への感染防止対策支援事業は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受けまして三月補正において計上した事業でございまして、執行期間が不足することによる繰越しでございます。  以上で、障害福祉課関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 19 ◯郷原委員長 次に、生活衛生課長の説明を求めます。 20 ◯中島生活衛生課長 生活衛生課関係につきまして御説明を申し上げます。  六十二ページをお開きください。  まず、予防費でございますが、動物愛護・管理対策費の一の動物愛護・管理対策事業は、野犬捕獲業務に要する経費の実績見込み減に伴う補正でございます。  次に、生活衛生指導費でございますが、一番下の段の食品衛生指導取締費の三、と畜検査事業は、屠畜検査業務に要する経費の実績見込み減に伴う補正でございます。  六十三ページをお開きください。  生活衛生指導取締費の営業免許及び指導取締事業は、営業免許及び指導取締業務に要する経費の実績見込み増に伴う補正でございます。  次に、生活衛生改善費生活基盤施設耐震化等交付金事業は、市町村が実施する水道施設の耐震化等に係る経費の国交付金額の決定に伴う補正でございます。  六十四ページを御覧ください。  議案第一号の繰越明許費でございます。動物愛護・管理対策事業ほか一件でございますが、いずれも計画調整等に不測の日数を要し、年度内の完成が困難になったことによる繰越しでございます。  以上で、生活衛生課関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 21 ◯郷原委員長 次に、薬務課長の説明を求めます。 22 ◯大小田薬務課長 薬務課の補正予算の主なものについて御説明申し上げます。  六十五ページをお開きください。  まず、薬務費でございますが、血液対策費の血液対策事業につきましては、第五十七回献血運動推進全国大会中止による実績減に伴う補正でございます。  次に、ハブ対策費でございます。  六十六ページをお開きください。  二のハブ捕獲奨励買上事業につきましては、ハブ買上げの実績見込み増及びハブ売払い収入の実績見込み減に伴う補正でございます。  以上で、薬務課関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 23 ◯郷原委員長 次に、子ども家庭課長の説明を求めます。 24 ◯川畑子ども家庭課長 子ども家庭課関係の主なものにつきまして御説明申し上げます。  六十七ページを御覧ください。  社会福祉総務費でございます。婦人保護事業費の二、婦人保護費につきましては、婦人保護施設に係る事業費の実績見込み減に伴う補正でございます。  児童福祉総務費でございます。一番下の段、児童一時保護所費の一、児童一時保護事業につきましては、児童相談所の一時保護委託の見込み増等に伴う補正でございます。  六十八ページをお開きください。  三つ目の段、中央児童相談所費の一、中央児童相談所管理運営事業につきましては、中央児童相談所の管理運営等に要する経費の増に伴う補正でございます。  一つ下の段、児童福祉諸費の二、児童扶養手当等支給事業につきましては、子育て世帯生活支援特別給付金(ひとり親世帯分)の給付金見込額の減等に伴う補正でございます。  六十九ページを御覧ください。  児童措置費でございます。四つ目の段、児童保護費の二、児童保護措置費につきましては、児童養護施設等に入所する児童の児童措置費の実績見込み減等に伴う補正でございます。  七十ページをお開きください。母子福祉費でございます。三つ下の段、ひとり親家庭等自立促進事業費のひとり親家庭等就労支援対策事業につきましては、事業費の実績見込み増に伴う補正でございます。  七十一ページを御覧ください。  公衆衛生総務費でございます。母子保健費の二、周産期医療対策事業につきましては、小児在宅療養支援ウェブサイトの改修に要する経費の増及び周産期医療センター運営費補助見込額の減等に伴う補正でございます。  次の子ども医療費助成事業費につきましては、市町村に対する助成見込額の減等に伴う補正でございます。  七十三ページを御覧ください。  議案第一号の繰越明許費でございます。一段目の入所施設整備事業につきましては、計画調整及び新型コロナウイルス感染症の影響により資材調達に不測の日数を要したことによる繰越しでございます。  七十四ページをお開きください。  母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計につきましては、事業費の実績見込み減に伴い、歳入歳出それぞれ補正するものでございます。  以上で、子ども家庭課関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 25 ◯郷原委員長 次に、子育て支援課長の説明を求めます。 26 ◯久保子育て支援課長 子育て支援課関係の補正予算の主なものにつきまして御説明申し上げます。  七十五ページ目からでございます。  まず、児童福祉総務費でございます。  児童福祉諸費の一、保育士資格事務につきましては、全国の保育士登録システムの改修に係る本県の負担額の増及び財源更正に伴う補正でございます。  四、保育士修学資金貸付等事業につきましては、国の補正予算等を活用し、保育士養成施設の学生に対する修学資金等の貸付けを行うための補正でございます。  七十六ページをお開きください。  児童措置費でございます。  児童保護費の一、子どものための教育・保育給付事業につきましては、子ども・子育て支援新制度の対象となる幼稚園や保育所、認定こども園等の教育・保育に要する経費の市町村における所要額見込み減及び財源更正に伴う補正でございます。  三、子育てのための施設等利用給付事業につきましては、子ども・子育て支援新制度に移行していない幼稚園や認可外保育施設等の利用料について、市町村における実績見込み減及び財源更正に伴う補正でございます。  七十七ページをお開きください。  児童手当支給事業費の児童手当支給事業につきましては、児童を養育している者に支給する児童手当の市町村における実績見込み減に伴う補正でございます。  児童福祉施設費の保育所整備運営費でございます。二、地域子ども・子育て支援事業につきましては、市町村の実績見込み減及び財源更正に伴う補正でございます。  三、子ども・子育て支援総合対策事業につきましては、認定こども園の施設整備を行う法人の事業計画の変更や市町村の実績見込み減等に伴う補正でございます。  七十九ページをお開きください。  公衆衛生総務費でございます。母子保健費の一、不妊治療対策事業につきましては、不妊治療費助成金の申請見込み件数の増に伴う補正でございます。  二、離島地域不妊治療支援事業につきましては、市町村の所要見込額の増額に伴う補正でございます。  八十ページをお開きください。  私学振興費でございます。私学振興費の私立学校助成事業につきましては、私立幼稚園特別支援教育補助に係る補助対象幼児数の減に伴う補正でございます。  次に、予算以外の議案について御説明申し上げます。  八十一ページをお開きください。  議案第一号の児童福祉費繰越明許費の子ども・子育て支援総合対策事業につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により、資材調達に不測の日数を要したことによる繰越しでございます。  次に、児童健全育成対策事業につきましては、国の補正予算に伴う事業のため、執行期間が不足したことによる繰越しでございます。  以上で、子育て支援課関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 27 ◯郷原委員長 次に、高齢者生き生き推進課長の説明を求めます。 28 ◯中川高齢者生き生き推進課長 それでは、高齢者生き生き推進課関係の補正予算の主なものにつきまして御説明申し上げます。  八十二ページからでございます。  まず、老人福祉費の老人福祉対策費でございます。  八十三ページをお開きください。  十の地域ケア・介護予防推進支援事業は、地域支援事業県交付金の市町村実績見込額の減等に伴う補正でございます。  八十四ページを御覧ください。  十三の介護保険負担事業は、市町村の介護給付費見込額の減に伴う補正でございます。  八十五ページをお開きください。  二十一の高齢者施設等への感染防止対策支援事業は、介護サービス事業所及び高齢者施設等が感染防止対策を継続的に行うため、衛生用品等の購入の支援に要する経費の補正でございます。  老人福祉施設費でございますが、一の地域介護基盤整備事業及び八十六ページの二の老人福祉施設等整備事業は、事業費の実績見込み減等に伴う補正でございます。  八十七ページをお開きください。  繰越明許費でございます。地域介護基盤整備事業及び老人福祉施設等整備事業は、計画調整等に不測の日数を要したことによる繰越しでございます。  高齢者施設等への感染防止対策支援事業は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受けて三月補正において計上した事業であり、執行期間が不足することによる繰越しでございます。  以上で、高齢者生き生き推進課関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。
    29 ◯郷原委員長 最後に、県立病院課長の説明を求めます。 30 ◯久保県立病院局次長兼県立病院課長 それでは、県立病院課関係について御説明いたします。  資料は、八十八ページを御覧ください。  まず、病院事業特別会計の収益的収入及び支出でございます。  第一款病院事業収益の第一項医業収益につきましては、一目の入院収益及び二目の外来収益ともに診療単価の増に伴う補正でございます。  三目の他会計負担金は、見込額の確定に伴う補正でございます。  四目のその他医業収益は、予防接種などの公衆衛生活動収益の増などに伴う補正でございます。  第二項医業外収益につきまして、まず、第一目の受取利息は預金等利息の見込額の確定に伴う補正、二目の他会計負担金、三目の補助金につきましては、ともに新型コロナウイルス感染症対策等に係る各種制度の活用等に伴う補正でございます。  四目の長期前受金戻入は見込額の確定に伴う補正、五目の医業外雑収益は保険金受入れ等に伴う補正、六目の患者外給食収益は見込額の確定に伴う補正でございます。  次に、八十九ページを御覧ください。  今度は支出のほうでございます。  第一款病院事業費用の第一項医業費用につきましては、一目の給与費は職員の給与費や会計年度任用職員の給与費の支給見込額の確定に伴う補正でございます。  二目の材料費は、薬品費及び診療材料費の増等に伴う補正、三目の経費は委託費の減などに伴う補正、四目の減価償却費は見込額の確定に伴う補正、五目の資産減耗費は棚卸し資産減耗費の増などに伴う補正、六目の研究研修費は各種研修における旅費の減などに伴う補正でございます。  第二項医業外費用につきましては、一目の支払利息、三目の消費税及び地方消費税、四目の患者外給食材料費は、いずれも見込額の確定に伴う補正でございます。  第四項特別損失につきましては、一目の過年度損益修正損は、看護師等修学資金貸付金の過年度分の返済免除に伴うものでございます。  次に、九十ページを御覧ください。  今度は資本的収入及び支出でございます。  第一款資本的収入につきましては、第一項一目の企業債、第二項一目の他会計負担金はともに見込額の確定に伴う補正でございます。  第三項一目の国庫補助金は、医療施設等設備整備費補助金等の確定に伴う補正、第四項一目の基金繰入金は国庫補助金の確定に伴い財源を変更するための補正、第五項一目のその他の資本的収入は長寿社会づくりソフト事業交付金の受入れに伴う補正でございます。  次に、九十一ページを御覧ください。  第一款資本的支出につきましては、第一項一目の病院整備費、二目の資産購入費はともに見込額の確定等に伴う補正、第四項一目の基金積立金は基金の運用利息額の確定に伴う補正、第五項一目のその他資本的支出は国庫補助金の精算に伴う補正でございます。  以上で、県立病院課関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 31 ◯郷原委員長 以上で説明が終わりましたので、議案についての質疑をお願いいたします。  なお、質疑に当たりましては、関係調書のページ及び事業名等も併せてお願いいたします。  また、山口獣医務技監は農政部を兼務しているため、この後、産業経済委員会に出席されますので、まず、生活衛生課に係る質疑がありましたらお願いいたします。 32 ◯鶴薗委員 技監には直接関係ないかもしれませんけれども、六十四ページ、生活衛生課の繰越明許がされているわけですけど、要は、不測の日数等を要した原因等は主にどういうものなのか。もろもろの説明の中で施設の資材等が云々とか、遅れがあったとかという説明も出てきているんですけれども、そういった内容のものなのか教えてくださいませんか。 33 ◯中島生活衛生課長 まず、生活基盤施設耐震化等交付金事業でございます。  これは国の交付金でございまして、水道事業者に対して補助を行うものです。当初、予算前に市町村からヒアリングをいたしまして国に要望いたします。ただ、途中で事業計画が変わったりですとか、交付金から補助金に移行する事業がありますのでその分の補正になります。  あと動物愛護・管理対策事業の繰越しでございます。これも国の交付金を全額いただいて実施するもので、うちの事業が当たるかどうかよく分からなかったものですから、タイミングが遅れまして年度内の執行ができなくなったということです。事業の中身は動物愛護ホームページを、SNSで見やすいような形にするというホームページのリニューアルについての事業です。  以上です。 34 ◯鶴薗委員 確認の意味ですけれども、新型コロナウイルスの関係でいろいろな資材の調達が遅れたと、これはいろいろな分野にあるわけですけれども、今の説明を聞く限り、そういうことではなくて、あくまでも事業執行段階の中で計画変更とかあるいは国との申請のやり取りの中で遅延とかそういうものが原因だったというふうに理解すればよろしいですか。 35 ◯中島生活衛生課長 水道事業については主に委員がおっしゃったようなことになりますが、実際、水道の工事につきましてもやはり資材の供給等が新型コロナウイルスの影響で若干遅れたりすることはございます。  以上でございます。(「分かりました」という者あり) 36 ◯郷原委員長 ほかに質疑はありますか。    [「なし」という者あり] 37 ◯郷原委員長 ほかに生活衛生課に係る質疑がありませんので、山口獣医務技監はこれで退席されて結構です。  それでは、引き続き質疑をお願いいたします。 38 ◯鶴薗委員 それでは、八十五ページ、まず、高齢者生き生き推進課の二十一、新規事業の中で高齢者施設等への感染防止対策支援事業ということで補正が七億四千四百万円ほどあるわけです。これを具体的に教えていただけませんか。従来もこういった施設等々がいろいろな消毒の器具等を準備するのに補助等があったわけですけれども、新規となっておりますので、新たな追加支援みたいなのが組まれての事業なのか、教えてください。 39 ◯塩賀介護保険室長 高齢者施設等への感染防止対策支援事業についての御質問でございました。  一月以降、オミクロン株によりまして感染者が増加したことから、引き続き感染防止対策をしていただく必要があるということで、実は十二月の補正予算におきまして、十月から十二月の衛生用品等の購入に必要な経費は支援していたんですけれども、令和四年一月以降についても経費を支援しようとするものです。対象経費につきましては、委員がおっしゃった感染防止対策に係る消毒費用ですとか、マスクということを今考えているところです。  以上です。 40 ◯鶴薗委員 それでは、新規ということでございますけど、従来もやっていた支援体制の期間を延長したために、同じような項目で補助すると理解すればよろしいですか。 41 ◯塩賀介護保険室長 先ほど申し上げました十二月補正の分につきましては、国が通知する地域医療介護総合確保基金を活用いたしまして、その実施要綱に基づいて実施したところです。今回の一月以降の分につきましては、地方創生臨時交付金を活用いたしまして県が独自で実施するもので、前回に比べますと軽費老人ホームですとか、養護老人ホーム、有料老人ホームなどにも拡大して実施しようとするものです。  以上です。 42 ◯鶴薗委員 分かりました。県の事業として、そして、対象施設を拡大してと、そういう部分をお聞きしたかったのですが、そのような形で実施されると理解いたしました。  障害福祉課、五十八ページですが、十四番の障害者施設等への感染防止対策支援事業、三億九千五百万円ほどなんですが、この中身をもう少し詳しく説明していただけませんか。 43 ◯玉利障害福祉課長 ただいま介護保険室のほうに御質問のございました高齢者施設への支援とほぼ同じ内容の障害福祉サービス事業所への支援になってございます。マスクですとか、手指消毒用のエタノール、ガウン、キャップ、そういったものに対して購入費用の支援をするというものでございまして、先ほど介護保険室長が申し上げましたけれども、新規事業として取り上げたのは、私どもの場合は対象施設等は変わりないのですが、今回、国の補助事業を活用するという形ではなくて、県が独自に必要性を勘案して計上したということで、新規事業として上げたところでございます。 44 ◯鶴薗委員 大変いい取組だとは思います。これは確認なんですが、申請主義ですか、それともある程度県がそういう施設の状況、高齢者福祉施設についても、障害者福祉施設についても知っておりますので、事務手続は割と簡略化した形になっていると確認させていただいていいですかね。 45 ◯塩賀介護保険室長 事務手続は簡易な方法でと考えておりますが、方法は申請方式で考えております。 46 ◯玉利障害福祉課長 私どももかかり増し経費に対する補助でございます。施設のほうから実績を申請していただいて支給するという形ですが、できるだけ簡易な方法で今後やっていきたいと考えております。 47 ◯鶴薗委員 申請に基づいてですけど、ある程度県は把握されているわけですから、手続等々は簡略化してやっていただきたいということを強く要望して終わります。 48 ◯き久委員 五十ページの健康増進課の下ですが、医療提供体制確保対策費として減額補正、一、二、三とありますけど、一の新型コロナウイルス感染症の軽症者等のための宿泊施設確保事業、これは減額補正が三十三億九百八十万九千円と非常に大きな減額ですが、下の二番とか三番も七千二百万円とか、五億三千六百万円とか、四億一千百万円とあります。全部ではないですけど、この一番目の宿泊施設確保事業、三十三億円の減額補正ということですが、理由としては、コロナ軽症者または無症状者が宿泊して療養する施設の確保に係る経費の実績見込み減に伴う補正ということでありましたが、オミクロン株がずっとはやって、そして、我々は自宅待機が非常に増えたという認識を持っています。それでありながら、宿泊施設の部分がこれだけ減額補正になる理由なんですけれども、例えば、最初でこれだけ借りますよという契約をすると思うんですよね。その金額がどれだけであったかは分かりません。そういう経費が全体的に減って減額になったということなのか、これが一点。  最初の一点は、オミクロンが出て、そして、世間ではもう一日何百名増えたというのが出て、自宅待機が増えてきたという部分があったんですけど、これだけ宿泊施設と契約をしながら活用できなかったかというか、そういった部分の御説明をお願いしたいと思います。 49 ◯水流園参事 宿泊療養施設に関しまして二点御質問いただいたところです。  一つ目の三月補正の減額の理由ですが、補正の理由としましては、一つは第五波以降、新たなホテルの開所に一定の時間を要したことが一つでございます。それで賃借料の減というところが約二十四億円減少しております。その他、しばらくの間、五波以降、感染状況が落ち着いておりましたので、そのことを踏まえまして、人材確保料の減少で約二億二千万円ほど減っております。そういった感染状況の増減で実績見込みが変わっていくものですから、それらを踏まえて三十三億円の減額補正ということになっております。  もう一つ、確保した室数に対する稼働の状況でございます。稼働の状況につきましては議会でも御質問いただいてお答えしたところではありますが、第五波でオミクロンの感染伝播性の強さというところで、感染爆発が起きたことで感染者数が爆発的に増えたことで施設の確保に一定の時間がかかって間に合わなかったというところが一つ、それから、一方で、原則入院・入所ということで入院にならなかった方に対しては入所の御案内をするのですが、症状が軽い方が多かったということで、自宅療養を強く希望される方が増えておりまして、そういったことで入所が進まなかったということがございます。 50 ◯き久委員 減額の理由は二つほどありましたが、自宅を希望する陽性者が多かったということですね。そこを改めて確認させていただきました。  もう一点、六十六ページ、薬務課のハブの買上げ価格です。補正増で二十九万三千円、一匹のハブの買上げ価格は、大きさにより二分類に分かれているんですかね。そこをお尋ねします。 51 ◯大小田薬務課長 ハブの買上げ価格についてですけれども、一匹三千円ということで、県が千五百円、市町村が千五百円という形の負担になっております。大きさについては変わりはございません。 52 ◯き久委員 大きさによって分かれていた時代もあったのかなと思ったところでした。  ハブを買って、それをカットしてまた再利用される方がおられるんですよね。そう伺っていますけど、売払い収入の実績見込み減云々でしたが、令和三年に買った実績、そして、売った実績についてお分かりですか。 53 ◯郷原委員長 休憩いたします。         午前十時五十九分休憩      ────────────────         午前十時五十九分再開 54 ◯郷原委員長 再開いたします。 55 ◯大園委員 先ほどき久委員から質問のあった、五十ページの医療提供体制確保対策費のことについては、まだ小園委員も私も質問があるものだから、再開したとき、そのことについて最初にお願いしたいと思います。委員長にお願いします。 56 ◯郷原委員長 それでは、ここで、換気のため十分間の休憩とさせていただきたいと思います。         午前十一時  休憩      ────────────────         午前十一時十分再開 57 ◯郷原委員長 再開いたします。 58 ◯大小田薬務課長 ハブの買上げ数でございますが、一月末現在で一万九千八百七十五匹となっております。ハブ買上げを当初は二万二千五百匹で予算計上していたところでございますが、昨年度よりも四月と八月において特に買上げ数が増加した関係で、年度末に二万二千六百九十五匹程度になることが予想され、百九十五匹の買上げ数を補正増としたものでございます。  それとハブの払下げでございますけれども、死にハブの売却が一月末現在で二百三十二万三千九百七十円となっておりまして、令和二年度と比較しまして半分ぐらいの五〇%程度となっております。払い下げられたハブにつきましては、ハブの加工製品とかに観光土産で販売されておりまして、新型コロナウイルス感染症により離島への観光客が減少したことに伴い観光土産の購入需要が減少したことが影響していると考えております。  以上でございます。 59 ◯き久委員 分かりました。 60 ◯小園委員 新型コロナウイルス感染症の軽症者等のための宿泊施設確保事業についてお伺いしますが、補正と関連があるかどうか私も分かりませんが、全国的にアパホテルの関係でいろいろと報道されておりましたけれども、鹿児島県はどうだったのか。もしそういうことがあったとすればどう対応していかれるのか教えていただきたいと思います。 61 ◯水流園参事 委員お尋ねのアパホテルの関係でございます。県外のホテルで療養者用のお弁当の問題があったと聞いているところです。  当県の宿泊療養施設のお弁当については、それぞれのホテルごとにお弁当の業者等と委託契約を結ぶ形で調達しております。お名前が出ましたアパホテルはうちの県では外のお弁当業者さんに委託をして配達いただいているところですので、他県と同じような事例はないと考えております。 62 ◯大園委員 この宿泊施設については本会議等でも相当いろいろな方々が聞かれたのですが、まず一点は、宿泊施設に宿泊できる方、自宅待機、自宅療養者という区分けをしているけど、自宅待機者と自宅療養者の意味合い、ちょっと表現がよく分からないのがまず一点、これは説明だけでいいです。  それで、昨年八月、宿泊施設の問題等で利用がされていない中でいろいろ対策を取られて、ある程度利用できてきたと思うんですけど、当初、宿泊施設を確保するのにどれぐらいの予算を見積もられて、今回このように約三十三億円減になっているということで、宿泊施設そのものは一棟借上げの期間が限定された宿泊施設の借上げ事業になっていると思う。このように本当に多額のお金が減になったことの意味が分からないのと、その下の例えば、医療従事者の宿泊支援の実績見込み減の中で、宿泊者が恐らくいないということでこういう形で減になっている、一と三がいまいちよく分からない部分がありますので、詳しくそのことについてもう一回説明していただけますか。 63 ◯岩元参事 まず、私から自宅待機と自宅療養の違いのお話と、三点目にございました医療従事者の宿泊支援事業の関係で答えさせていただきたいと思います。  新型コロナウイルス感染症の陽性者につきましては、本県では医師が必要とした方は医療機関への入院、それ以外の方は宿泊療養施設への入所というのを基本にしております。入院または入所するまでの間、自宅で過ごされる方などが自宅待機者と言っております。これに対しまして自宅療養となりますと、入院や入所が可能な場合も一定の方については最初から療養場所を自宅と定めまして、自宅での安静や療養を行うことと考えているところでございます。ということで、本県におきましては、入院・入所を基本とする形なので、それまでの間、自宅で過ごされる方ということで、自宅待機ということで使わせていただいているところでございます。  それから、もう一点目の医療従事者の宿泊支援事業でございますけれども、こちらにつきましては、医療従事者がコロナ対応のために業務が深夜に及び帰宅することが難しい場合などに宿泊施設に宿泊する費用などを支援するものでございます。当初想定していたのが、医療従事者が宿泊費用を自己負担の場合の支援ということと、医療機関が宿泊施設を借り上げるというようなところも想定しまして、当初予算におきましては、宿泊の支援でありましたら九十人が三百六十五日利用するというのを想定していて、あと宿泊施設の借り上げについて四十室分が一年間借り上げられるというような形で予算を計上しておりました。それで五億五千五百万円余り計上していたんですけど、実際のところ、医療機関が宿泊施設を借り上げるというような動きもございませんですし、あと申請ですけれども、実際に医療従事者が宿泊費用を自己負担するケースはあるんですが、今年の一月の実績も二十九件ほどで七百五十万円程度というような利用状況でございましたので、それを基に今年度の部分を推計いたしまして、係る差額分を減額補正させていただいたところでございます。  以上です。 64 ◯水流園参事 宿泊療養施設に係る減額補正の内容になります。  令和三年度の当初予算額では百二十六億八千万円程度いただいておりまして、この根拠が八月専決時にこの場でお配りした資料でもございましたとおり、当初、第五波の感染のさなかでありましたので、二千四百二十七室というホテル確保の目標を立てておりましたところです。その後、十二月に保健・医療提供体制確保計画の策定に当たって、ホテルの確保室数などの見直しを行いまして、その中では患者用として一千七百五十七室を目標としましょうということになりました。我々それを目標にやってきておりまして、三月三日にホテルを二棟開所いたしましたが、その時点で患者用の一千七百五十七室というところを達成したところでございます。その患者用の一千七百五十七室が契約した総室数でいいますと、二千百十七室となっております。八月専決時の室数から少し減っている関係がございますことと、先ほど説明しました一千七百五十七室を達成するまでに八月専決時点ではよりスピード感を持ってということで確保を早期にする見込みだったものが今に至っているということで、そこの部分の賃料が減っているということになります。  先ほど言いました三十三億円減額要求する補正後の予算額ですが、九十三億七千万円となります。この内訳の主なものといたしましては、賃借料が約四十六億九千万円、それから、医療人材に係る人材確保料が約十億円ということで考えております。 65 ◯遠嶋委員 この三十三億円の減額補正なんですけど、県政調査会のときも大分こだわって質問させてもらいましたけど、先ほど減額の原因がオミクロン株のときに急拡大に間に合わなかったという話もされました。今の説明では、目標を立てましたけど、実際は二千百十七部屋と少し減っているわけですけど、本当の原因がどこにあるのかなというのがよく分からないんですよね。県政調査会で私が質問した後にうちの会派で話があったのは、例えば、ホテルを確保する際にホテル側が風評被害を避けてなかなか応じてくれないという話も伺ったんですよ。  だから、例えば、オミクロンが急拡大したときに目標の部屋が確保されていればちゃんと対応ができたと、さっきはオミクロンの急拡大に間に合わなかったという話がありましたけど、目標の部屋が既に確保されていたのであれば、ちゃんとオミクロンの急拡大で対応ができたのか、できていなかったのかという問題と、それから、なかなか確保ができない背景に今申し上げましたように風評被害を避けるという要素もあるのかなと、二点についてお伺いしたいと思います。 66 ◯水流園参事 宿泊療養施設の確保につきまして、オミクロン株の感染が爆発的に起きたということで、目標数を達成していた一千七百五十七室という確保室数をはるかに超える感染者数が出ている状況です。そういったことも踏まえますと、その当時すぐに全て開けていたとしても、どうしても宿泊療養所に入所できない方というのが想定された事態が起こっておりました。そういったことも踏まえまして、宿泊療養施設のほうでは入所を優先する方を保健所で選定していただいて、自宅での家庭内感染が危惧される方など、それから重症化リスクをお持ちの方などに至急で入っていただくような対応を取っていたところです。  ホテルの確保に関しまして風評被害を心配されている声というのは確かに我々過去の交渉に行った中では一部のホテルから聞かれたものではあります。 67 ◯遠嶋委員 風評被害については理解できないこともないんですが、前段の部分ですね、百二十六億八千万円の予算というのは目標を二千四百二十七部屋を確保する予算が百二十六億八千万円ですよね。その中の減額補正が三十三億円ということで、今千七百余りの部屋の数をおっしゃいましたけど、私が申し上げたのは、当初の目標の二千四百二十七の部屋が全部確保できれば三十三億円の減額補正というのはないわけですよね。だから、当初の目標の部屋数が確保できていればオミクロン株の急拡大にも対応できていたんじゃないですかということなんです。この辺はどうでしょうか。 68 ◯水流園参事 今、御質問いただきました件、先ほど私、一千七百五十七室と申し上げましたが、これは患者用の室数のみを数えたものでございます。これをホテルの総室数に直しますと二千百十七室となっておりまして、当初の目標の室数と比べますと三百十室程度の差となります。ただ、この三百十室が全て患者様用に使えるかといいますと、そのうちの一部はスタッフ等の部屋になりますので、三百室を切るぐらいのプラスの要素があったかと思います。これを足した場合であっても一番最大の感染爆発が起きていた時点の感染者数のほうが多い状況ですので、全ての方を宿泊療養施設にということは難しい状況であったかと思います。 69 ◯遠嶋委員 いまいちよく理解できないところがあるんですけど、要は患者さんだけで言えば一千七百部屋で対応したと、でも二千四百二十七部屋だけ確保すればあと三百足りなかったということですかね。 70 ◯郷原委員長 暫時休憩いたします。         午前十一時二十七分休憩      ────────────────         午前十一時二十八分再開 71 ◯郷原委員長 再開いたします。
    72 ◯水流園参事 まず、正確な数字は二千四百二十七室を目標としていたというところではあります。ただ、すみません、先ほど説明の中で申し上げましたとおり、八月専決時点はまさに第五波のさなかで、このような目標を立てたところでありましたが、その後、国の考え方に沿って策定した保健・医療提供体制確保計画の中で見直しを行いまして、目標値を一千七百五十七室の患者用を確保するということに変更したところです。 73 ◯遠嶋委員 すみません、二千四百二十七を二千五百幾らに、ちょっと確認を。 74 ◯郷原委員長 暫時休憩いたします。         午前十一時二十九分休憩      ────────────────         午前十一時二十九分再開 75 ◯郷原委員長 再開いたします。 76 ◯水流園参事 私が総室数と患者用のみの室数を混在して説明していたせいで混乱を来していると思います。申し訳ありません。  八月専決時には総室数で二千四百二十七室ということを目標にしておりました。保健・医療提供体制確保計画の見直しでは一千七百五十七室の患者用なんですけれども、これを総室数に換算すると二千百十七室ということで、委員にお答えすべき答えとしては、二千四百二十七室の目標に対して二千百十七室ということになります。すみませんでした。 77 ◯遠嶋委員 目標からすると三百の差が出てきたということになるわけですね。分かりました。  いずれにしても三十三億円というのは物すごく巨費ですよね。だから、県政調査会で私は言いましたので、これはこれで終わりにします。いいです。 78 ◯森 委員 関連しまして、軽症者等のための宿泊施設確保事業について、事業内容とかいろいろな数字とかについてはまた特定調査のときにいろいろお聞きしたいことがあるんですけど、一点、予算のことだけに限って申し上げます。  今回、私も代表質問させていただいた搬送体制が、答弁では毎日百人から百五十人程度搬送できている、円滑な運用がなされていますということで、当初八月に比べればかなりの台数、もしくは人数を割いていただいたと思うんですが、ただ、円滑かどうかはまた別のところで論議させていただきたいと思います。その分の増えた額というのは、要は第五波に比べてどの程度増えたのかと、それはこの確保事業の中に入っているのか、また別項目なのか、その二点を教えてください。 79 ◯水流園参事 搬送に関しましては、新たに民間業者に委託するということで宿泊施設確保事業の中に予算計上してございますこの三十三億円減額になっているこの対象の中で見ておりまして、一番の予算の活用ということで、まだ実績払いになっているものですから、具体的な数字は分かっておりませんが、契約当初の見込みとしては八千万円程度(後ほど「月額八千八百万円程度」に訂正発言あり)を見込んで契約しております 80 ◯森 委員 当初八月に比べればかなり拡大していただいて八千万円ということだったんですが、今後、先ほど出た自宅療養者や自宅待機者の話と関連してくるんですが、数字がどうだったのかは後で検証になりますけれども、もしホテルが空いているのであれば、三十三億円の中に運行体制を組むものもあるのであれば、ここも頑張って増やせば入れた人が増えたんじゃないかという考えもありますので、予算がこの中にあったのであれば、八月も同じことを言いましたが、今後どうなるか分からない、全く予算がなくて使えないという状況であれば工夫も何もできないんですが、これだけのことが起こっていて使える予算があるのであれば、運行体制等ほかのことに関してももう少し幅を持ってしていただけるように要望して、終わりたいと思います。 81 ◯西高委員 四十八ページの七です。新型コロナウイルス感染防止対策調査事業、またコロナ禍で起きるようなこういう大きな波が起きないことを願っているんですけど、これもまた継続して運用するということでありますが、地元の方々からも、もう従業員を雇っていて、これ以上融資を受けても自分の商売は再建できないんじゃないかという声が今回のまん防が措置される前に幾つか相談いただきました。本当にきついなと僕も思って、一番このことで心配したのは、この調査をされて、実際もう時短要請は受けないで営業を続けたというところが結構あったんでしょうかね。 82 ◯岩元参事 時短要請のときに休業したのか、あるいは実際に営業を続けられたのかというところでございますけれども、具体的な数字はないんですが、暫時休憩をお願いしてよろしいですか。 83 ◯郷原委員長 暫時休憩いたします。         午前十一時三十五分休憩      ────────────────         午前十一時三十五分再開 84 ◯郷原委員長 再開いたします。 85 ◯西高委員 子ども家庭課、六十七ページです。  児童一時保護所費ですね、また補正が増えたということで、ここは、非常にコロナが蔓延する中で、いよいよ二年を超えてきて大変なんですが、ステイホームをしている中でコロナ禍に入って初めてのときだったんですが、やはり親からのDVが増えたということがマスコミで出たことがあったんですよね。その中で今回もこの一時保護委託費がここでまた補正で増えるということなんですが、コロナ禍前の一時保護所費と現在はどれぐらい予算が違っているのかを教えていただきたいということです。 86 ◯川畑子ども家庭課長 児童一時保護事業の一時保護の見込みの数ですけれども、人員の見込みでお答えする形でよろしいでしょうか。(「それでいいです」という者あり)  今手元にある数字といたしまして、一時保護の実績の人数につきまして、今年度、現時点での見込みといたしましては、児童相談所で一時保護をする人数が百五十二名、それから、児童養護施設等に委託で一時保護を行う場合もありますので、その部分が四百三十五名見込んでいるところです。これが五年前の平成二十九年の数字で申し上げますと、児童相談所内で一時保護をした人数のが百三十七名、それから、委託で一時保護をした人数のが百五十八名という数字になっております。 87 ◯西高委員 明らかに増えているなというのがこれで実感できるんですけれども、今朝のニュースでもアパートの下に子供を埋めていたということで悲惨な事件が出ましたけれども、ぜひDVが起きないように今後は努力していただきなと思っているところでした。 88 ◯岩元参事 時短要請に対しまして、県内に一万五百店舗程度お店がありまして、そのうち時短の要請対象となるのが七千七百店舗ぐらいあるんですけど、その中で実際のところ要請に応じていただいたのはほとんどでございまして、正当な理由なく要請に応じなくて、営業時間短縮の命令をさせていただいたのが十六件と、その中でまた命令後応じていただいた事業者が二者おりましたので、応じなかった方は十四件というようなところで、多くの事業者におかれては守っていただいていたところでございます。  委員から御質問のありました実際に休業していたのかとか、今時短をしていたのかというところでございますけれども、七千七百店舗先ほど回ったという話をさせていただきました。その中で約半分が休業していたということで、あと三十五%ほどは時短営業というようなことで認識しております。 89 ◯西高委員 ありがとうございます。現実、飲食業の皆さんからはそういった声が出ていまして、とにかく大きな波が来ないことを願っているんですけれども、しかし、やはりまん延防止を進めるためには予算というのは必要なんだろうと思っておりますので、よろしくお願いします。 90 ◯森 委員 保健医療福祉課、二十九ページ、救急医療対策費についてお伺いいたします。  今回、ドクターヘリの運航事業費補助が二千八百万円余り減額となっています。基本的にコロナ疑いの方はドクターヘリで運ばないようになるんじゃないかということで、案件数というよりも、そういう形で影響を受けて減っているのか、各年の幅があると思いますので、そのあたりを教えてください。 91 ◯松藤保健医療福祉課長 ドクターヘリの運航事業の補正減の理由でございます。当初では三億二千四百万円程度計上しておりました。これは根拠といたしましたのが国の概算要求の予算に伴う補助額を適用したものでございまして、その後、実際予算がついたのが若干それより下回る額でございました。ということで減額をさせていただきまして、三月補正後で二億九千五百万円余りの予算としております。要因といたしましては、国の概算要求時の基準額と実際の基準額が違ったということでございます。 92 ◯森 委員 じゃあ、国から入ってくるお金の問題であって、運用状況の内容から見直したものではないということでよろしいでしょうか。 93 ◯松藤保健医療福祉課長 そのとおりでございます。 94 ◯森 委員 その上で一点要望です。  統括的にどれだけコロナの患者が出て実際に飛んだのかという資料をまとめて今後いただけたらと思いますので要望とさせていただきます。よろしくお願いします。(「暫時休憩をよろしいでしょうか」という者あり) 95 ◯郷原委員長 暫時休憩いたします。         午前十一時四十四分休憩      ────────────────         午前十一時四十五分再開 96 ◯郷原委員長 再開いたします。 97 ◯大園委員 健康増進課の五十一ページ、四と六項目の新型コロナウイルス感染症重点医療機関等体制整備で三十九億円プラス、そして、六のほうでは医療体制が十六億円減となっているんですけど、この違いを教えていただけますか。今回のオミクロン株の場合は入院療養というのが少なかったこともあって、六に影響しているのか分かりませんので、四と六の違いについて教えてください。 98 ◯岩元参事 新型コロナウイルス感染症重点医療機関等体制整備事業の件等でございます。  こちらの事業につきましては、当初想定していた状況よりも病床確保が図られまして、特に重点医療機関とかその辺のところが病床数が増えたところでございます。令和二年度末で重点医療機関で二百五十五床だったところですけど、今現在、四百二十一床というような状況でございまして、百六十六床増加しております。そういったところも踏まえまして、想定したところよりも病床の確保が増えたというところに伴います増でございます。  それから、六番目の下のところにございます救急医療等体制確保事業でございますけれども、こちらにつきましては、救急医療とか周産期医療、それから小児医療の院内感染防止のための個人防護具を買ったりとか、陰圧装置やら簡易ベッドとか、そういった備品購入費の関係の事業でございまして、当初百七十七ほどの医療機関が申込むのではなかろうかということを想定しまして、十七億四千万円余りの予算計上をさせていただいたところだったんですが、実際のところ二十二件というようなところでございまして、実績見込み等を勘案いたしまして、今回減額補正をさせていただいたところでございます。  以上です。 99 ◯大園委員 今の説明で分かったんですけど、十七医療機関だけがそういうので対応するということですので、お願いなんですけど、医療機関についてはくらし保健福祉部を含めて協力体制をぜひしっかりお願いして、県民が不安のないような体制づくりということで、これは行政からお願いすることが一番ですので、ぜひしっかりした対応をお願いするということで要望に代えさせていただきます。  以上です。 100 ◯東 委員 七十八ページ、子育て支援課の児童健全育成対策事業で国の放課後児童クラブ整備促進事業を活用して待機児童が発生している市町村などにおける放課後児童クラブの施設整備の一部を助成すると書いているんですけど、どのぐらい待機児童数が発生したのかお聞かせください。 101 ◯久保子育て支援課長 暫時休憩をお願いします。 102 ◯郷原委員長 暫時休憩いたします。         午前十一時四十九分休憩      ────────────────         午前十一時 五十分再開 103 ◯郷原委員長 再開いたします。 104 ◯久保子育て支援課長 令和三年五月一日現在の放課後児童クラブの待機児童数ですけれども、県下全体で百五十名となっております。 105 ◯東 委員 昨年の五月ですね。(「はい」という者あり)それから、この後に市町村のほうで数が増えてきたから、コロナの影響も多分あると思うんですけど、市町村の数はどのぐらいなんですか。 106 ◯久保子育て支援課長 六市町村でございます。 107 ◯東 委員 六市町村ですね。これに施設整備の一部を助成するとなっているんですけど、どのような施設整備の内容というか。 108 ◯久保子育て支援課長 放課後児童クラブの新設、改築等に要する費用につきまして補助するものでございます。 109 ◯東 委員 恐らく昨年の五月一日からですので、もう日にちもたっているので、まだこの人数よりも多分実質は多いんじゃないかなと思いますので、引き続き待機児童解消に向けて県として取り組んでいただきたいと思います。  以上です。 110 ◯鶴薗委員 県立病院課関係で八十八ページですが、まず、入院収益、外来収益、これは診療単価の増に伴う補正ということで増額されているわけですが、この主な中身、昨年の会計を見るときに、新型コロナの関係でここあたりが非常に減額されたような記憶があるものですから、まず、その点を教えていただきたいということ。  それから、その下にあります他会計負担金で新型コロナウイルス感染症が十六億一千万円、その下の補助金が一億一千万円、これは昨年度も新型コロナ関係の負担金、補助金が十七億円ぐらいあったんじゃないかなという記憶をしているんですけれども、同じような状況と理解すればいいのか、その二点。 111 ◯久保県立病院局次長兼県立病院課長 二点お尋ねいただきました。  まずは診療収益についてですけれども、当初の見込みより、それぞれ入院、外来とも単価増に伴う増額補正をさせていただいているところでございます。御案内のとおり、昨年度はコロナの影響もありまして患者数が大幅に減ることで診療収益も大きく減少になったところですけれども、今年度もコロナの影響は依然受けてはいるんですけれども、二年度よりは少し回復の傾向は見られるところです。まだコロナ前の令和元年度までは戻り切ってはいないというのが今の現状でございます。とは申しましても、僅かながらでも増えたということは少し希望が見えてきているのかなと感じております。  あと他会計負担金と補助金についてですけれども、昨年度は大きく当初赤字予算を計上していたところはコロナの補助金や負担金で何とか黒字を確保できたところです。昨年度の決算で申しますと、コロナ関係の他会計負担金が約十億円、補助金が約二億円、合わせて十二億円ほどコロナ関係で昨年度は決算でいただいていたんですが、現時点での予算上の見込みではございますけれども、令和三年度は他会計負担金、コロナ関係で約十六億円、あと補助金はちょっと昨年よりは減りますけれども、一億円、合わせてコロナ関係で十七億円ほどいただけると見込んでおりまして、昨年度より五億円ほどは多くいただけるものと思っています。構造的には昨年度と一緒でございます。  以上です。 112 ◯鶴薗委員 先ほど十七億円と言いましたけど、昨年度は十二億円ですね、今説明がございましたけれども、コロナ関係についてはよく分かりました。  ただ、今回、五億円ほど昨年度より増えたというのは、何かそれなりの対応をされたことによって補助金対象、あるいは他会計の負担金増になったのか、これはどうなんですか。 113 ◯久保県立病院局次長兼県立病院課長 他会計負担金が大きく増えていまして、こちらはコロナ関係と一口に申しましても、中身はほとんど空床補償だと思っていただければと思います。空床補償で今年度も見込みで十六億円ほどいただけることになっておりますが、実は昨年度は空床補償が決算ベースで七億八千万円ほどでございました。ですから、空床補償だけでも倍増しているわけですけれども、この空床補償が大きく増えた要因としましては、一つは、空床ですのでコロナ確保病床を確保するためにベッドを空けますので、昨年度はコロナの感染が始まった頃に比べて県立病院でも少しずつ確保病床を増やしておりますので、その確保病床を増やしたことに伴いまして空床の数も増えたというのが一つ。あとは空床補償のベッドに対する補償の単価も上がったというのがもう一つ。あと先ほど重点医療機関の話が出ましたけれども、重点医療機関になりますと補償の単価が大分大きく上がってまいります。県立病院五病院のうち鹿屋医療センターと大島病院につきましても重点医療機関の指定を受けましたので、その関係でも大きく単価が上がっておりまして、そういったもろもろのことを合わせまして、昨年度よりも空床補償が倍近い金額をいただけると見込んでおります。(「はい、結構です」という者あり) 114 ◯水流園参事 申し訳ありません、先ほど森委員のほうから御質問いただきました搬送体制の整備に係る経費につきまして、私、八千万円程度と申し上げましたが、月額の見込みになっておりまして、月額八千八百万円程度を見込んでいるというところで訂正をさせていただきます。申し訳ありませんでした。 115 ◯郷原委員長 ほかに質疑はありませんか。    [「なし」という者あり] 116 ◯郷原委員長 ほかにありませんので、これで議案に対する質疑を終了いたします。  これより、付託議案の採決を行いますが、議案第一号の一般会計補正予算につきましては、環境林務部関係もありますので、採決を一時留保いたします。  それでは、議案第四号など議案三件及び専決処分報告一件について取扱い意見をお願いいたします。 117 ◯鶴薗委員 議案第四号、第八号、第九号並びに報告第一号専第四号につきましては、いずれも適当であると認められますので、議案につきましては原案のとおり可決、専決処分報告につきましては承認の取扱いでお願いいたします。 118 ◯郷原委員長 ほかに御意見はありませんか    [「なし」という者あり] 119 ◯郷原委員長 それでは、採決をいたします。  議案第四号、第八号、第九号につきましては、原案のとおり可決すべきものとすることに御異議ありませんか。    [「異議なし」という者あり] 120 ◯郷原委員長 御異議ありませんので、議案第四号、第八号、第九号につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、報告第一号専第四号につきましては承認との御意見がありましたが、報告のとおり承認すべきものとすることに御異議ありませんか。    [「異議なし」という者あり] 121 ◯郷原委員長 御異議ありませんので、報告第一号専第四号につきましては、報告のとおり承認すべきものと決定いたしました。  以上で、くらし保健福祉部及び県立病院局関係の審査は終了いたしました。  それでは、ここで、昼食等のため暫時休憩といたします。  再開は、おおむね午後一時十五分といたします。         午前十一時五十九分休憩      ────────────────         午後 一時 十五分再開 122 ◯郷原委員長 再開いたします。  それでは、ただいまから、環境林務部関係の審査を行います。  議案第一号令和三年度鹿児島県一般会計補正予算(第十二号)のうち、環境林務部関係を議題といたします。  初めに、環境林務部長の総括説明を求めます。 123 ◯松下環境林務部長 お手元にお配りしております環境林務部の環境厚生委員会資料に基づきまして、第一回定例会へ提出しております補正予算議案につきまして御説明申し上げます。  一ページをお開きください。
     一、環境林務部令和三年度三月補正予算案につきましては、総額五億九千五百万円余りの減額補正で、補正後の一般会計予算の額は二百二十四億円余りとなっております。  二、予算議案の主なものについて御説明申し上げます。  (一)国補正関係事業でございます。  森林整備・林業木材産業活性化推進事業につきましては、木材の安定供給体制づくりに向けた木材加工流通施設等の整備や森林資源の循環利用を促進するための人工造林の支援について、国の補正に伴い四億五千万円余りの増額補正をお願いするものでございます。  (二)その他につきましては、経済対策や事業費の確定等に伴い補正をお願いするものでございます。このうち、電気自動車等の充電設備整備事業につきましては、県内のエネルギー起源の二酸化炭素排出量の約四割を占める運輸部門における排出削減を図るため、民間への充電設備の導入支援を行うものでございます。  二ページをお開きください。  省エネ設備等導入支援事業につきましては、県内のエネルギー起源の二酸化炭素排出量の約四割を占める産業部門・業務その他部門における排出削減を図るため、中小事業者への省エネ設備の導入支援を行うものでございます。  二ページ下の(三)繰越明許費につきましては、三ページにかけて記載しておりますが、七十二億円余りの繰越しを計上することといたしております。これらは国補正に伴う事業のため執行期間が不足したこと、計画・設計調整や関係者との連絡調整に不測の日数を要したことなどによるものでございます。  以上で説明を終わります。よろしくお願いいたします。 124 ◯郷原委員長 続いて、関係課長の説明を求めます。  初めに、環境林務課長の説明を求めます。 125 ◯北薗環境林務課長 環境林務課関係の補正予算案につきまして、補正予算等説明書、黄色の表紙の冊子でございますが、これによりまして主な事業について御説明申し上げます。  以下、各課ともこの説明書により御説明申し上げます。  一ページをお開きください。  第一目環境衛生総務費のうち職員給与関係費は、令和三年一月一日現在の職員数を基に計上しておりましたが、年間所要額が確定したことに伴う補正でございます。  なお、職員給与関係費の補正理由は各課とも同様でございますので、以下説明は省略させていただきます。  第四目環境保全対策費のうち、環境政策総合調整費の一の環境政策総合調整事業は、過年度事業執行分に係る水俣病総合対策費補助金等の国庫支出金の精算確定等に伴う補正でございます。  二ページをお開きください。  環境管理費の二の電気自動車等の充電設備整備事業は、民間への充電設備の導入支援に要する経費の補正でございます。  三の省エネ設備等導入支援事業は、中小事業者への省エネ設備の導入支援に要する補正でございます。  次の環境保健対策費は、いずれも事業実績見込みに伴う補正でございます。  三ページを御覧ください。  第一目林業総務費のうち、林政管理費は、事業実績見込みに伴う補正でございます。  第二目林業振興指導費の林政企画振興費も事業実績見込みに伴う補正でございます。  四ページをお開きください。  繰越明許費でございます。  繰越明許費の追加としまして、電気自動車等の充電設備整備事業及び省エネ設備等導入支援事業につきましては、今回の補正予算案にて計上している事業でありますことから、執行期間の不足により繰り越すものでございます。  以上で、環境林務課関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 126 ◯郷原委員長 次に、廃棄物・リサイクル対策課長の説明を求めます。 127 ◯中尾廃棄物・リサイクル対策課長 廃棄物・リサイクル対策課関係の主なものにつきまして御説明申し上げます。  五ページを御覧ください。  第三目環境衛生対策費の環境衛生改善費でございます。  一の環境整備総合調整事業につきましては、過年度事業執行分に係る海岸漂着物等地域対策推進事業国庫支出金の精算確定に伴う補正でございます。  二の産業廃棄物適正処理推進事業から四の産業廃棄物指導管理事業は、事業実績見込みに伴う補正でございます。  五の産業廃棄物管理型最終処分場整備推進基金造成事業は、産業廃棄物税の税収見込み増などに伴う補正でございます。  六ページをお開きください。  六のダイオキシン類対策事業は、事業実績見込みに伴う補正でございます。  七ページを御覧ください。  繰越明許費でございます。  繰越明許費の追加としまして、エコパークかごしま関連事業につきましては、計画・設計調整等に不測の日数を要したことにより、道路整備及び河川改修等に要する経費を繰り越すものでございます。  次の海岸漂着物地域対策推進事業につきましては、軽石等の漂着状況を踏まえて回収等を行う必要があり、計画・設計調整等に不測の日数を要したことにより、漂着軽石等の回収等に要する経費を繰り越すものでございます。  以上で、廃棄物・リサイクル対策課関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 128 ◯郷原委員長 次に、自然保護課長の説明を求めます。 129 ◯宮澤自然保護課長 自然保護課関係の主なものにつきまして御説明申し上げます。  八ページをお開きください。  第六目自然保護対策費の自然環境保全対策費でございますが、一の世界自然遺産「奄美」保全・活用事業につきましては、財源更正及び事業実績見込みに伴う補正でございます。  三の奄美自然観察の森整備事業につきましては、事業実績見込に伴う補正でございます。  九ページをお開きください。  第八目環境文化施設費につきましては、財源更正及び事業実績見込みに伴う補正でございます。  第十一目狩猟費の狩猟適正化対策事業費につきましても、財源更正及び事業実績見込みに伴う補正でございます。  次の特定鳥獣総合管理対策推進事業費につきましては、事業実績見込みに伴う補正でございます。  十ページを御覧ください。  繰越明許費でございます。  繰越明許費の追加としまして、世界自然遺産「奄美」保全・活用事業、奄美自然観察の森整備事業、国立公園施設整備推進事業につきましては、計画調整等に不測の日数を要したことにより繰り越すものでございます。  屋久島環境文化村中核施設管理運営委託事業につきましては、資材の入手及び設計調整等に不測の日数を要したことにより繰り越すものでございます。  以上で、自然保護課関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 130 ◯郷原委員長 次に、環境保全課長の説明を求めます。 131 ◯大津環境保全課長 環境保全課関係につきまして御説明申し上げます。  十一ページをお開きください。  第四目環境保全対策費の環境管理費、大気保全対策費及び騒音・振動・悪臭対策費、十二ページに記載しております水質保全対策費及び委託調査費につきましては、いずれも事業実績見込みに伴う補正でございます。  以上で、環境保全課関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 132 ◯郷原委員長 次に、森林経営課長の説明を求めます。 133 ◯松枝森林経営課長 森林経営課関係につきまして御説明申し上げます。  十三ページを御覧ください。  第四目環境保全対策費の環境管理費につきましては、財源更正及び事業実績見込みに伴う補正でございます。  第一目林業総務費の緑化推進対策費につきましては、事業実績見込みに伴う補正でございます。  次の林業普及指導費につきましては、国庫の内示減及び事業実績見込みに伴う補正でございます。  十四ページをお開きください。  第二目林業振興指導費でございますが、間伐促進対策費、特用林産振興費、流域林業活性化推進対策費につきましては、事業実績見込みに伴う補正でございます。  十五ページを御覧ください。  第五目造林費の造林事業費につきましては、国庫の内示減に伴う補正でございます。  次の種苗事業費につきましては、事業実績見込みに伴う補正でございます。  第九目森林技術総合センター費につきましては、次の十六ページまで記載しておりますが、事業実績見込みに伴う補正でございます。  第十目森林計画費につきましては、国庫の内示減及び事業実績見込みに伴う補正でございます。  十七ページを御覧ください。  繰越明許費でございます。  繰越明許費の追加といたしまして、造林補助事業につきましては、国の補正予算に伴う事業のため、執行期間が不足したこと及び関係者との連絡調整に不測の日数を要したことにより繰り越すものでございます。  以上で、森林経営課関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 134 ◯郷原委員長 次に、かごしま材振興課長の説明を求めます。 135 ◯岩元かごしま材振興課長 かごしま材振興課関係につきまして御説明申し上げます。  十八ページをお開きください。  第一目林業総務費の緑化推進対策費につきましては、事業実績見込みに伴う補正でございます。  第二目林業振興指導費の間伐促進対策費につきましては、事業実績見込みに伴う補正でございます。  木材振興対策費につきましては、国庫内示減及び事業実績見込みに伴う補正でございます。  十九ページをお開きください。  森林整備推進等対策事業費につきましては、国の補正予算及び国庫内示減に伴う補正でございます。  第三目林業構造改善費の林業・木材産業構造改革事業費につきましては、国庫内示減に伴う補正でございます。  二十ページを御覧ください。  第七目林道費の林道事業費は、国庫内示減及び事業実績見込みに伴う補正でございます。  第三目林道災害復旧費の林道災害復旧事業費につきましては、事業実績見込みに伴う補正でございます。  二十一ページをお開きください。  繰越明許費でございます。  繰越明許費の追加としまして、森林整備・林業木材産業活性化推進事業以下四事業につきましては、国の補正に伴う事業のため、執行期間が不足したことや計画調整等に不測の日数を要したことにより繰り越すものでございます。  繰越明許費の変更としまして、林道事業につきましては、国の補正に伴う事業のため、執行期間が不足したことや計画調整等に不測の日数を要したことにより繰越額を変更するものでございます。  以上で、かごしま材振興課関係の説明を終わります。よろしくお願いします。 136 ◯郷原委員長 最後に、森づくり推進課長の説明を求めます。 137 ◯川畑森づくり推進課長 森づくり推進課関係につきまして御説明申し上げます。  二十二ページを御覧ください。  第一目林業総務費でございますが、県民の森管理・施設整備費につきましては、浄水場薬注ポンプ等の修繕に要する経費の補正でございます。  緑化推進対策費及び森林整備公社費につきましては、事業実績見込みに伴う補正でございます。
     第二目林業振興指導費の間伐促進対策費につきましては、事業実績見込みに伴う補正でございます。  二十三ページをお開きください。  第四目森林病害虫防除費の森林病害虫等防除事業費につきましては、国庫の内示減及び事業実績見込みに伴う補正でございます。  第五目造林費の林地開発許可制度実施事業費につきましては、事業実績見込に伴う補正でございます。  第六目県営林費の県営林経営管理事業費につきましては、財源更正及び事業実績見込みに伴う補正でございます。  二十四ページを御覧ください。  第八目治山費の一般公共治山事業費、災害関連緊急治山事業費及び直轄治山事業費につきましては、事業実績見込みに伴う補正でございます。  県単治山事業費につきましては、財源更正及び事業実績見込みに伴う補正でございます。  保安林整備事業費につきましては、事業実績見込み及び節更正に伴う補正でございます。  災害復旧費の第二目治山施設災害復旧費につきましては、事業実績見込みに伴う補正でございます。  二十五ページをお開きください。  繰越明許費でございます。  繰越明許費の追加としまして、森林病害虫等防除事業以下六事業につきましては、計画調整等に不測の日数を要したこと及び国の補正に伴う事業のため、執行期間が不足したことにより繰り越すものでございます。  以上で、森づくり推進課関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 138 ◯郷原委員長 以上で説明が終わりましたので、議案についての質疑をお願いいたします。  なお、質疑に当たりましては、関係調書のページ及び事業名等も併せてお願いいたします。 139 ◯西高委員 二十四ページ、森づくり推進課にお伺いします。  まずは災害関連緊急治山事業費ですね、実績見込みに伴う補正となっているんですが、一億八千五百万円はかなり大きいんじゃないかなと思うんですけど、ちょっと御説明をお願いします。 140 ◯川畑森づくり推進課長 災害関連緊急治山事業の補正額についてお尋ねがございました。  今年度は七月にさつま町で発生しました災害がこの事業によりまして復旧しております。この予算は十二月に補正をかけさせていただきました。と申しますのが、通常、当初で一億八千五百万円、災害があった場合に対応するために想定をいたしまして組んでいるんですけれども、十二月に今度は国の補正予算で財源を措置するというようなことがございまして、十二月にその分を補正させていただきました。その後、念のため災害があったときの対応ということで当初予算を三月まで計上したままにしておりましたけれども、その間、災害がございませんでしたので、当初予算分をこの三月で減額させていただくといった補正でございます。 141 ◯西高委員 補正だからとかということではないんですけど、ちょっとお伺いしたいんです。  県単事業費は四億二千五百三十三万四千円、要するに非常に金額が小さくて、実はうちの地元のほうでも去年、おととし七月四日の災害で、私たちの地域は県道、河川、田畑、それから山、大体千か所を超えたんですよ、私のところの災害について、今でもそのことをいろいろと御要望を受けて動いているんですけど、災害査定に間に合わなくて、それで後からその災害場所が分かって、県単で治山でやりましょうと。ところが、県に聞いたら、市のほうが緊急性のあるところからやると言うと。それで市に聞くと、確かにそこは下に守るべきものがないから後回しですと。何年かかるんですかと聞いたら、そこに行き着くのに十年以上かかるというわけですよ。新たにまた災害が出たらまたそこは遅れるんですという話をされるんですね。  災害関連緊急治山事業とか、こういった災害査定のところなんですが、県単でやる部分にはこれだけお金のない中で治山をやっているじゃないですか。これ何とか災害査定にかけられるということをやるべきじゃないかと私は思っているんですよ。そこをお聞かせ願えませんか。 142 ◯川畑森づくり推進課長 災害関連緊急治山事業で対応できる事業と申しますのは、国がいろいろな基準を設けてございますが、それに当てはまるかどうかをこちらも十分検討した上で国と協議をいたしまして、災害関連での採択を国にしていただいて事業をしていくというような流れになっております。そうしますと、どうしても国の事業ですので、例えば、そこに保全するものがどれぐらいあるかといったことが基準になってまいりますので、国の事業をなるべく採択できるようにこちらもいろいろやりますけれども、どうしてもできないものにつきましては、県単治山事業によって災害復旧を図っているというようなことをさせていただいております。  緊急性があるもので、どうしても国庫でできないものを県単をうまく活用しながら復旧しているというのが実情でございます。 143 ◯西高委員 それがですね、災害箇所が災害査定が終わった後から発見されるんですよね。やっぱりこのあたりが一番の私も問題点だろうと思うんですが、おととしの七月四日のうちあたりの線状降水帯のあの災害というのは自分たちの地域の風景が変わっちゃったんですね。それぐらいひどかったです。そのときの災害なんですよね。  だから、あれだけの件数がある中で災害査定に間に合わなかったんじゃなくて、災害査定が終わってから見つかったぐらいの話なんです。それで、地元の衆議院議員に今このことを要望しているんですが、災害査定を特にこういった山の治山とか急傾斜、砂防、そういったところについては発見が遅くなることがあるから、災害査定をその部分についてはもっと延ばせるとか、そういうものをできないかということを私は今お願いしているんですけど、県としてはそういうことの要望はされていませんか。 144 ◯川畑森づくり推進課長 治山事業の場合は、今のところ、たしか一か月以内に災害状況報告をして国とのやり取りをするというような流れになっているかと思います。その部分につきまして、委員からそれを延ばすようなことを相談したことはないかということですけど、すみません、それはこれまで行ったことはございません。  ただ、私も災害の場合にどうしても市町村、それから地域振興局・支庁と連携して災害調査等を行って、より緊急度の高い、優先度の高いところを早め早めに災害復旧をと考えておりますけれども、委員からございましたとおり、森林の部分でなかなか確認できない、遅れるところがあるのは事実だと思います。そうしますと、例えばドローンを使うとかそういったことも考えていかないとなかなか災害調査というものも難しいところでございます。  それから、災害の場合、私ども九州森林管理局と連携しまして、あちらのほうはヘリコプターで調査するようになっています。そういったところにも同乗させていただいて、早め早めに情報を得るようにはしておりますけれども、なかなか、委員からございましたとおり、まだまだ不十分ということであれば、今後そういったところを国とも連携していかないといけないかなとは思っております。 145 ◯西高委員 今、課長がおっしゃられたとおり、地元の衆議院議員もドローンででも調査できないのかと言われるんですよ。ところが、今回みたいにこれだけの災害が出ると全然追いついていないんですよね。結局、県単の治山になってしまうと。三十年か三十五年ぐらいの山だったんですけど、いつまでたっても山主さんができないできないということでした。非常にこれは厄介な話で,私はシラス対策事業で動くんだろうと思っていたら、上からシラス対策の排水路が入っているわけです。それがやられて山が全面的にやられて木が全部倒れたんですけど治山だという話なんですよね。  だから、私はそこはどうかなと思ったんですけど、ぜひ県のほうでも、私が地元の声を衆議院議員に上げただけではなくて、やはり県もそういったことに対しては上げていくべきだと思っているんです。線状降水帯がいつどこを通って、どれだけの被害が出るかは分からない、またいつ来るかが分からない、おととしの七月四日、その前の年の七月四日、私たちのところは二年連続同じ七月四日の災害でやられているんですよね。  まだ三年前の治山も終わっていない中に二年前の災害じゃないですか。だから、やはり国のそういった事業に一か月以内にまとめなさいじゃなくて、これからは全国どこでもこれは起きることですから、鹿児島からもしっかりと国に対して要望を上げていただくことが私たち地元の議員が国会議員にお願いしたときの声というのはそういうことなんだなと、私は分かっていただけるから、そうあるべきじゃないかと思うんですよ。ぜひそのあたりは考えてみてください。私たちもそういった意味では地元の方から御要望されても、県単の治山事業が予算がないものだから、もうごめんなさいしかなくて、今、非常に困っています。そういうことも考えていただきたいなと思っていますので、よろしくお願いします。 146 ◯森 委員 端的に何点かお伺いします。  まず、補正予算等説明書の二ページ、環境林務課にお伺いします。  三番目の省エネ設備等導入支援事業とありますが、中小事業者へ省エネ設備の導入支援とあるんですが、どのような形で、どのような省エネ設備に関してか、事業内容を教えてください。 147 ◯大小田地球温暖化対策室長 省エネ設備等導入支援事業についてのお尋ねでございました。  こちらにつきましては、県内に事業所を置きます法人や個人事業主、こういった中小事業者を対象にしまして、省エネ設備としてLED照明であるとか、空調設備、その他省エネ設備になるようなもの、そして、エネルギーマネジメントシステム機器、こういったものなどを購入する場合に補助金としまして二分の一以内ないしは三分の一以内の補助金を出すことにしております。  以上です。 148 ◯森 委員 これは省エネの基準等も恐らくあると思います。省エネ設備といっても今申し上げてもらっただけでも相当数あると思うんですが、大規模なものから、LEDというのは非常に小規模かと思うんですが、上限額とか、法人、個人も含めて広く募ってその中でやると思うんですが、その中でどのような業種にどのような設備にしていくかというのはこの予算をどのように使われるのか、そういった基準というのがあれば教えてください。 149 ◯大小田地球温暖化対策室長 まず、この事業の補助率、補助上限額について御説明しますと、エネルギーマネジメントシステム機器とそれ以外のものに分けまして、まず、エネルギーマネジメントシステム機器以外のものにつきましては、補助率は二分の一以内で三百万円以内、もしくは三分の一以内の二百万円以内となっています。この二分の一以内になるか三分の一以内になるかの違いなんですが、こちらが環境マネジメントシステムの登録認証を受けている事業所につきましては二分の一になっておりまして、そういったものを受けていないところは三分の一ということで差を設けております。  続きまして、エネルギーマネジメントシステム機器につきましては、同じく環境マネジメントシステムの認証登録を受けているところは二分の一以内の百五十万円以内、その他のところが三分の一以内の百万円以内としております。  そして、どういったものが対象になるかということでございましたが、資源エネルギー庁のトップランナー制度というものがありまして、こちらの制度の中で掲載している設備につきましては、この制度の中のトップランナー基準を満たしている、またはそれと同等の性能を有していると認められる設備ということを考えております。  そして、先ほど申しました補助上限額がありますので、これで逆算しますと、エネルギーマネジメントシステム機器以外でありましたら約六百万円が補助対象経費となって、二分の一あるいは三分の一になります。そして、エネルギーマネジメントシステム機器につきましては約三百万円が補助対象経費になりまして、その二分の一、三分の一ということになります。  この事業につきましては、国の補助金もしくは県の他の補助金との併用を認めておりませんので、規模の大きいものでしたら国の補助金のほうの活用をお勧めすることになるかと思います。  以上でございます。 150 ◯森 委員 内容はよく分かりました。これはどのように選ばれるんでしょうか。 151 ◯大小田地球温暖化対策室長 対象事業の選定方法についてはまだ結論が出ているわけではありませんが、一定期間内に応募のあったものの中から厳選して対象にするという方法が一つあります。  もう一つの方法としましては、一定期間内に出てきたものを全て順番で採択するという方法もあります。こちらがどの程度、事業者の方々から関心があって事業が出てくるかにもよります。例えば、なかなか事業が出てこない中でひと月期間を設けてなかなか出てきませんでしたとなったときにまた期間を延長するとなると、最初に申し込んだところはいつまでたっても着手できないという問題も出てきます。といったこともありますので、そこはもう少し検討しながらその二つの方法のどちらを取るのかというのは考えたいと思っています。私としましては、この事業の趣旨としまして、省エネ設備の導入にとどまらず、そこから環境に配慮した経営までつなげていただきたいと思っておりますので、そういった事業所を選べるような制度になればいいなと考えております。  以上です。 152 ◯森 委員 今教えていただいたとおり、トップランナー制度にしっかりと入った機器であっても、種類によっては省エネ率は違うと思います。ただ、今教えていただいたとおり、環境への配慮だったり、企業がどのようなことをしているか、しっかりとそういったところを見ながら、そういった企業がしっかり使えるような体制を整えていただきたいと要望させていただきますのでよろしくお願いいたします。  続けてですが、二十二ページ、一番下の間伐促進対策費につきまして、この里山林等保全管理促進事業費補助というのが、私もこれを初めて聞かせていただいたときにすごくいい内容だなということで、ただ、なかなかこれは知られていなくて、今年度については結構知られれば使われるんじゃないかと、早く申込みをしないとなくなってしまうかもよというのを当初聞いていたんですが、事業実績見込みで七百五十五万円残ってしまうというのは、何かちゃんと皆さんに伝わっていないのか、そうだとしたら、せっかくいい事業なので今後どのように伝えていったらいいのか、そのあたりを教えてください。 153 ◯川畑森づくり推進課長 里山林等保全管理促進事業についてお尋ねです。  六月議会の委員会で委員からございまして、この事業ですね、実はメニューが三つございます。委員からそのとき御質問があったのは地域活動更新伐という部分だったと思いますが、これにつきましては、今年度は昨年よりも取り組んでいただける市町村、それから事業体が多くなりまして、最終的には一千百万円の予算のうち三百万円ほどどうしても執行できなくて、その分は今回減額をさせていただこうと思っております。  それ以外に松が枯れた後の枯損木の伐倒除去というのもございまして、これも主に離島で行っておりましたけれども、これも大多数が処理できたということで、この部分は四百万円ぐらいの減になっております。  それから、里山景観の整備としまして、雑木竹林の伐採整理、それから樹幹注入とかを行っておりますが、この雑木竹林のほうもトータルで里山計画の整備全体で二百万円ぐらい減になりましたので、合わせまして今回七百七十万円ぐらいの減をお願いしているところでございます。 154 ◯森 委員 地域活動更新伐の補正減が、三百万円程度。恐らくこれは足りなくなってくるんじゃないかというお話もあったので、しっかりまた来年度、まだまだ知らない方が話すと結構多いので、ぜひ広報をお願いしたいと思います。  以上です。 155 ◯郷原委員長 ほかに質疑はございませんか。    [「なし」という者あり] 156 ◯郷原委員長 ほかにありませんので、これで議案に対する質疑を終了いたします。  これより採決を行います。  先ほど、採決を一時留保しておりましたくらし保健福祉部関係も含めた議案第一号について取扱い意見をお願いいたします。 157 ◯鶴薗委員 議案第一号につきましては、必要な経費の補正と認められますので、原案のとおり可決の取扱いでお願いします。 158 ◯郷原委員長 ほかに御意見はありませんか    [「なし」という者あり] 159 ◯郷原委員長 それでは、採決をいたします。  議案第一号につきましては、原案のとおり可決すべきものとすることに御異議ありませんか。    [「異議なし」という者あり] 160 ◯郷原委員長 御異議ありませんので、議案第一号につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上で、当委員会に付託されました補正関係の議案四件及び専決処分報告一件の審査は全て終了いたしました。  なお、委員長報告の文案につきましては当席に御一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。    [「異議なし」という者あり] 161 ◯郷原委員長 御異議ありませんので、そのようにいたします。  本日の委員会は、これで散会いたします。         午後一時五十二分散会 鹿児島県議会 ↑ ページの先頭へ...